オフィスホワイトニング後に歯が痛い&しみるときの原因と対処法

『歯が白くなってうれしい。でも歯がしみるようになった。』という患者さんからのお悩みをよく相談されます。

せっかくきれいな白い歯になって自信がついたのに、歯が痛くて気になるのはつらいですよね。今回はオフィスホワイトニング後の歯がしみる原因や対処法をご紹介していきます。

ホワイトニング後に歯がしみる!その原因はなに?

オフィスホワイトニングの使う薬剤には、過酸化水素が含まれています。

この成分が歯を白くするのです。過酸化水素は安全ですが、オフィスホワイトニングに使われる薬剤の濃度は高いため、歯科医師は歯以外の部分に触れないように丁寧に注意をしながら施術します。

濃度が高いことで、知覚過敏を起こしやすい人は痛みや、しみる症状がでることがあります。

ホワイトニング後の痛み、しみる3つの原因

1.エナメル質の厚さ

歯の表面の白く見えている部分をエナメル質と言います。一般的に日本人は欧米人よりエナメル質が薄いため、高濃度のホワイトニング剤の影響で歯がしみる事があります。

2.歯が過敏になっている

ホワイトニング後は歯を保護しているペリクル層が剥がれています。

ペリクルとは唾液によって作られるたんぱく質の膜のことを言います。このペリクル層が剥がれることで歯が痛みに敏感になっています。

3.ホワイトニングの薬剤が合っていない

もともと知覚過敏を起こしやすい歯の人は、ホワイトニング剤で歯が過敏になりやすくなります。

オフィスホワイトニングでは1回の効果が現れやすい分、薬剤の濃度も高いため痛みやしみる原因になっている可能性があります。

痛みがでやすい歯の特徴とは

 

ホワイトニングにより、誰にでも歯に痛みが出たり、しみたりする症状が出るわけではありません。原因は人によってさまざまです。痛みが出やすい歯の特徴についてお話していきますね。

 

①歯に亀裂がある人

歯ぎしりなどで歯に亀裂がある人は注意です。

ですが、自分で歯ぎしりをしているか、歯にひびが入っているかは気づきにくいものです。

歯ぎしりをしている人は口の中や歯に特徴があるので、ホワイトニングをする前には歯医者さんによく診てもらうことが大切です。

②歯茎が下がって根元が見えている人

ブラッシングが強すぎるといわれたことはありませんか。

がんばって磨きすぎて、ついつい力が入って歯茎を傷つけているかもしれません。

歯ブラシによって歯茎に強い刺激が与えられると、歯茎が下がって根っこが見えてきます。この根元は、本来は歯茎のカバーで守られている部分のため、露出するとしみる原因になってしまいます。

③虫歯や歯周病がある

虫歯で治療した歯がある人も注意が必要です。

治療した部分にホワイトニングの薬剤がしみて、痛みが出る可能性があります。歯周病になると歯茎が下がり、歯の根元が露出したり、歯肉炎で歯茎が腫れるので、治療をしてからホワイトニングをするといいでしょう。

④加齢による歯の変化

加齢により、エナメル質が薄くなるとホワイトニング剤がしみやすくなります。

 

家でできる簡単対処法

 

歯がしみて痛い場合の、家でできる対処法についてご紹介します。もし痛みが強く、日常生活に支障がでるようなら必ず歯医者さんに相談しましょう。

 

  • 冷たい飲み物や食べ物は控える
  • 歯磨き粉を知覚過敏専用に変える

 

リカルデントガムを噛むこともおすすめです。ガムに含まれているCPP-ACPという成分が、エナメル質や、その下にある象牙質のひびなどの隙間を埋めてくれる効果があります。噛むときは、30分くらいは飲食やうがいは控えましょう。

 

知覚過敏は歯の表面を修復することで痛みが軽減していきます。ホワイトニング後は歯の表面が弱くなっている状態です。この状態を、歯磨き粉を利用して強くしていきます。選ぶポイントは、フッ素が配合されているものを選びましょう。フッ素には歯の再石灰化、溶けた歯の表面を元に戻す力があります。

 

痛みを我慢しすぎるのはよくありません。あまりにも痛みが強いようなら、市販の痛み止めを飲みましょう。また、ホワイトニング後に痛みが出る症状は一般的なので、あらかじめ痛み止めをもらうこともできます。

 

歯医者さんで対処してもらう方法

 

歯医者さんではホワイトニング後の痛みに対して専門的な治療をしてくれます。

レザー治療で歯の表面を薄い膜で覆うことで、痛みを感じる象牙質を守ってくれます。

どうしても痛みが治まらない場合は、痛みを感じる神経を除去する治療を行うこともあります。神経を取ると歯には悪い影響が出るので、こちらはあくまでも最終手段です。 

最後に

 

ホワイトニングをすると薬剤の影響で歯は弱くなっています。

痛みや、しみる症状が出るのは一般的で、期間も個人差がありますが一過性のものが多いです。

知覚過敏はフッ素入りの歯磨き粉などで毎日丁寧にケアを続けることが大切になんですね。

歯が痛いと食事の時や日常で気が散ってつらいですよね。不安なことはかかりつけの歯医者さんに相談しましょう。